当院の施術について 関節編②
かえで接骨院石山院の栗山です!!!
さあ、今回は関節のお話の続きです。
前回の記事↓↓↓↓
前回は体の痛みの多くが軟部組織(筋・筋膜・関節胞・骨膜など)から発生していて、神経や軟骨といったものから直接痛みが発生することは少ないということを書きました。
関節については 筋肉と一心同体であり切っても切り離せ無い関係です。
関節は悪くなると錆び付いたように動かなくなるということ。
そして、治療には筋肉と関節の双方を治療しなければ良い結果が生まれにくいことを書きました。
それを踏まえての続きです!!!
【関節の続き】
関節には動きの特性というものがあります。
一つ一つの関節の動きというのは特徴があって、人間の動きに適合しています。
ですので、どの関節も
全方向に動く訳ではありません。ある一定の方向に動くように特化されています。
ということは、関節が錆び付いて動かないところに潤滑油を注入して動くように治療していく過程で、その一定の方向に動かさなければ関節に非生理的な力が加わってしまうということです。
ドアの蝶番が錆び付いたとしてそこに潤滑油を刺したとします。
「動かす方向は?」
蝶番の動く方向ですね?
それをそれ以外の方向に無理やり動かそうとすれば?
当然ですが壊れます。
ここが、関節治療の大切なところです。
関節の解剖・機能解剖・運動学を理解していないと関節を壊す方向に動かしてしまう可能性があります。
当院の治療ではここに注意して行います。
前述したように関節は一定の方向に動くカラクリになっています。
骨の形状がそれに特化しているということもあるのですが、同時にその関節に関わる筋肉の作用、関節周囲の靭帯などの軟部組織も共同し働いているのです。
結果として、関節をよく診ていく過程でも筋肉や靭帯などと一緒に複合的に考えて治療を組み立てることを治療では重要視しています。
「関節と筋肉は同時に治療する!」
これが大切だと思っております。
余談ですが・・
私は人の骨や筋肉、関節の形状などを眺めて人類の過程を考えたりします。
この神懸かり的な構造は本当に進化の過程で形成されたのか!?
もしかしたら本当に神が作ったのではないか?!
しかし、神が設計したとしても、ここまで精密な設計はできるのか!?などなど。
さらには内臓の形や機能などにも目を向けて行くと・・・
楽しいですね(笑)
本当に余談でした。
次に、今までも、何回か出てきているワード「関節の潤滑油」について話しを進めていこうと思います。
【関節の潤滑油】
潤滑油は正しくは滑液と呼ばれるもので関節の中の膜組織である滑膜というところから分泌されます。
この滑液(潤滑油)の中にヒアルロン酸や様々なタンパク質が含まれていて、粘り気があります。
それによって摩擦軽減や、関節軟骨に栄養を与える役割をしています。
関節の動きを滑らかにして、関節軟骨に栄養を与える、非常に重要なものだということはよくわかると思います。
ですので整形外科の先生は関節に直接ヒアルロン酸を注入する治療をしています。
ここから更に重要になります!
この滑液(潤滑油)は関節を動かした時にだけ分泌されます。
そして、38℃で最も多く分泌されると言われています。
【まとめ】
本号のまとめ的な部分です。
①関節はある程度一定の方向に動くように設計されている。
②その動きが正常になるように関節周囲の筋肉や靭帯なども共同して動いている。
③その関節の潤滑油は関節を動かすこと、38°に近くなるほど多く分泌される。
では、関節が錆び付くと・・・??
《潤滑油が出ない》
↓↓↓↓
・軟骨に栄養が行かない
・周りの筋肉や靭帯に負担がかかる
それでは、関節の錆びつきを取ると??
『・・・・・・・』(←予想をどうぞ)
良いことが思い浮かびなした?
笑顔になりました?
当院のの治療ではこれらのことから関節の 錆びつきを取る治療をします。
関節編は以上になります。
次回は自律神経についてです!
お楽しみに!!
本日もブログをご覧いただきありがとうございます。