スポーツ障害って何だろう??一般の人もすぐわかる!『スポーツでの怪我を分かりやすく徹底解説!』
テニスをしていて肘が痛くなったのよねー、、、。
特に何したわけでもなく、いつも通りしていたのに急に痛くなってしまったの。
僕も最近卓球で手首を痛めたんだけど、栗山先生に聞いて何で痛くなるのかよくわかったよ!
かえで子ちゃん!何の前触れもなく痛みが出てくるのにはちゃんとした理由があります!
分かりやすいように説明していきますね!!
目次
- スポーツ障害とは?
- 一般的な怪我とは違うの?
- スポーツ障害一覧
- オスグット・シュラッター病
- 野球肩(リトルリーグ肩)
- ゴルフ肘
- テニス肘
- 腰椎分離症
- 腰椎すべり症
- 鼠径部痛症候群【グロインペイン】
- 疲労骨折
- ジャンパー膝
- ランナー膝
- シンスプリント
- タナ障害
- 鵞足炎
- 有痛性外脛骨
- 足底腱膜炎
- セーバー病
- スポーツ障害になってしまったら
- 痛みが出ない予防法
- まとめ
スポーツ障害とは?
まずスポーツ障害を説明する前にスポーツや日常生活の中で、どのような怪我の種類があるかわからないといけません。
大まかに身体の中から生じて起こる傷病と、身体の外から起こる傷病とがあります。
接骨院でよく目にする怪我のことを『外傷』と呼びます。
外傷とは外力(機械的、物理的、科学的)によって生じた組織、臓器の損傷のことを指します。
日常生活で言うと切り傷や擦り傷なども外傷の仲間になります。
一般的に言われている病気(がん、脳梗塞、生活習慣病)が身体の中からくるものとして、怪我(擦り傷、打撲、交通事故、転倒、転落)などは外からの影響で起こるものとなります。
その外傷の中の入っている『障害』というものの説明として、関節、靭帯、腱、骨が繰り返し外力が加わることで起こされる障害のことを指します。
例えば反復動作が多いランニング、ジャンプ競技など同じ部位に繰り返し負荷がかかる行為を続けることで起こります。
これらの症状は初期の段階ではスポーツの休止、運動強度の負担を減らす、アイシングやストレッチなどの対策によって緩解出来ますが、過度の負担はスポーツのパフォーマンスを下げてしまい、100%の力を発揮できなくなってしまう可能性もあるので症状が長引いてしまう場合は一度専門家に相談してみることをお勧めします。
初期症状は軽度なものが多く時間とともに痛みが増してくることもありますので軽く見ずに早期に受診しましょう!
一般的な怪我とは違うの?
スポーツ障害とそのほかの怪我との違いは何??という声が以前にあったので説明します。
ざっくり分けると、大きい力を受けた怪我と小さい力を何回も受けた怪我となります。
ほとんどの怪我は一回の外力で痛みを引き起こすくらいの力になりますが、スポーツ障害はスポーツで行う基本的な動作
【立つ、回る、走る、登る、歩く、跳ねる、泳ぐ、這う、打つ、投げる、倒す、引くetc.】様々な動作の反復により起こるものです。
ですので無意識、無自覚に感じている動作がスポーツ障害を引き起こしていることにもなっているのです。
スポーツ障害にならないような身体をしっかり、正しく動けるようにすることも大事になってきています。
現在は怪我や病気が起こる前【未病】状態からいかに予防が出来るかが大事になってきています。
スポーツをしていると切っても切り離せないのが怪我です。
この怪我を最低、最小限に抑えることでプレイヤーの選手生命や競技生活の質の向上も見込めます。
スポーツ障害は動作の細かいところも見ていかなくてはいけません。
スポーツ障害一覧
代表的なスポーツ障害から少しマニアックな障害まで紹介していきます。
オスグット・シュラッター病
膝のスポーツ障害です。
走るスポーツや、成長期に起こりやすい傷病です。
お皿の下の骨がももの筋肉に引っ張られて炎症を起こす疾患で、軽度の場合は違和感が出るくらいですが、重症になってくると歩行障害、競技にも参加出来ないくらいの負担があることもあります。
筋肉由来の症状も強いので徒手療法でも早期改善は可能です。
野球肩(リトルリーグ肩)
小学生の野球少年に多く、肩の軟骨や関節の反復的な負担が大きくなり事によって起こります。
投球動作の方の捻じれで負担が多くなります。
小中学生の骨はまだ成長段階なので投球の捻じれにより、軟骨の負担が増えていきます。
症状が重くなってくると、骨の軟骨が剝がれてしまい、スポーツの長期離脱になってしまうので要注意です。
ゴルフ肘
名の通りゴルフをしているときに痛みが出てくる症状です。
肘の内側に痛みが発生し、肘周りの筋肉や靭帯に負荷がかかっている症状です。
負担がかかる動作の中止や、患部周りのストレッチで比較的治りは良好です。
テニス肘
肘の外側に痛みが出てくる症状です。
テニスのバックハンドで起こると言われています。
テニス肘は日常生活動作でも負担が出て痛むことがある疾患ですので、スポーツの現場以外にもよく目にする症状です。
肩の疾患と併発して起こることもしばしばあります。
腰椎分離症
腰椎(俗に言う腰骨)は過度な運動ストレスにより一つの腰椎が二つに分離してしまう症状です。
特に腰椎は回旋、伸展の動作で分離してしまうことが多いので競技によっては分離症になりやすいものもあります。
また、柔軟性が必要な競技のバレエ、新体操、水泳なども分離症を起こしやすい原因のスポーツとなります。
腰椎すべり症
連なっている腰椎が上下のずれが生じてしまう疾患です。
1つの腰椎が分かれる分離症とは違い、上や下にある各腰椎とのずれが痛みとして出てくる疾患です。
これも分離症と発生の仕方が似ています。
時に滑りが大きく出ていることで神経にも圧迫がかかってしまう可能性も出てきます。
鼠径部痛症候群【グロインペイン】
サッカーに多い傷病で股関節、鼠径部などの周辺部の痛みが出てくる症状です。
恥骨結合障害、内転筋障害、鼠径部ヘルニア、腸腰筋機能障害などの複合した傷病ですので様々な原因が考えられます。
一般的にはオーバユース(使い過ぎ)が原因とされていますが、身体の各関節や筋肉の機能が落ちてしまい鼠径部症候群になることが多いです。
疲労骨折
陸上やジャンプ競技の方に多い傷病。
ひざ下の骨が何度も負荷がかかり出てくる傷病です。
ジャンプの着地、走るなどの動作が積み重なって骨折を起こします。
骨折前に違和感や少量の痛みが出てきますので休息を取りましょう!
シンスプリントと間違いやすい症状ですので要注意です。
ジャンパー膝
ジャンプ動作の多さが原因のジャンパー膝。
膝蓋腱炎と大腿四頭筋腱付着部炎という二種類の腱に起こる炎症のことを指します。
膝蓋腱はお皿の下、大腿四頭筋腱はお皿の下にある腱のことで、どちらも膝の曲げ伸ばしの際に働きます。
ジャンプ動作時に膝に痛みが起こり、症状が重くなると膝蓋腱、大腿四頭筋腱の断裂を起こすことになります。
ランナー膝
ランナー膝はランニングやジョギング等で発症するスポーツ障害です。
大腿部外側にある腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)が炎症し、このため膝痛を生じる。
股関節や膝の屈伸にともない膝の外側の突起部分での摩擦が原因。
腸脛靭帯の仲間である大腿筋膜張筋という筋肉が過緊張を起こすとランナー膝になりやすくなります。
シンスプリント
シンスプリント(過労性脛部痛)は脛の骨の膜(骨膜)や周囲の筋肉に炎症が起きた状態。
ランナーに多くみられる。スネの内側に沿ってうずくような痛みがあり、運動中は痛みが持続し運動をやめると痛みは収まるが、ひどくなると日常生活でも痛みがでる。
ひざ下の筋肉の緊張が多くなることが原因でもありますのでストレッチなどが有効的です。
タナ障害
タナ障害は膝のお皿と太ももの間にあるヒダ状の膜「タナ」と呼ばれるものの炎症のことを言います。
膝の屈伸を伴うスポーツや走る協議にもしばしばよく見られる。
膝の皿の内側に痛みやひっかかりを感じたり、膝を動かしたときに何か挟まるような感じがし、ゴキッ、コツッといった音がすることも。
数週間から2か月ほどで炎症が引けば緩解し痛みは引いていきます。
それでも長引く場合は関節への注射や、関節腔内手術により滑膜を切除します。
鵞足炎
膝の内側に痛みが出てくる疾患です。
関節の部分の痛みではなく、ももの筋肉の付着部の炎症になります。
鵞足(半腱様筋、薄筋、縫工筋で構成される部分)と呼ばれる部分に負荷がかかってしまい痛みが出てきます。
体重をかけるのも痛いくらいの方もいますが、炎症が落ち着けば比較的良くなることが多い疾患です。
有痛性外脛骨
有痛性外形骨は足首の下に外脛骨という小さい骨が突出して痛みが出てくる傷病です。
舟状骨という骨から余分に出てきた外脛骨が炎症を起こし、痛みが出てくることがまれにあります。
有痛性外脛骨になる方は偏平足になることが多くあります。
ひざ下の筋肉の緊張を取ることで症状が緩解することもありますし、湿布や安静で症状がよくなることもあります。
足底腱膜炎
足の裏にある腱が炎症を起こし痛みが出る障害です。
足のアーチの低下や筋力低下、歩行の機能障害で起こることもあります。
炎症が収まり収束すれば比較的治りはいいのですが、負担が多くなるとかかとの骨が腱に引っ張られてしまい棘を作ってしまうことで歩行が困難になってしまいます。
何度も発症すると要注意です。
セーバー病
かかとの骨の骨端症です。
小学生の年齢に発症することが多く、歩行の問題や、スポーツ競技の特性などで症状が出てきます。
酷い症状だと、かかとの接地が出来ないくらいの痛みが出てしまいます。
場合によってはインソールの処方や正しい歩行の練習をすることで症状の緩和が期待されます。
スポーツ障害になってしまったら
気を付けていてもスポーツの強度や疲労などでどうしてもスポーツ障害が出てきてしまった。
そんな時はどうしたらいいのか、、、。
症状にもよりますがひどい症状だと炎症が出ている可能性もありますのでアイシングが必須となります。
アイシングをしたことで炎症が取れた場合にスポーツ障害に合わせた手技の治療を施すと湿布や薬で痛みを取るよりは効率が良いです。
それぞれの部位によっての施術は様々ですので各専門の先生に質問しておくと良いでしょう!
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加えてその方の競技の負担、先生監督コーチとの連絡やりとり、保護者との相談、個人の意見の尊重などを様々考えて1番その方にとって効率の良いプランを立ててもらえる先生を選ぶと尚良いと思います^ ^
スポーツ障害によって好きだったスポーツを断念せざるを得ない子たちも大勢います。
ですので予防や再発防止のための運動や施術を続けて行っていく事は、その人が競技を続けていく上で切っても切り離せないものとなります。
痛みが出ない予防法
予防法としては炎症が起きている状態でなければ、基本的には患部の柔軟性の向上、ストレッチや温熱療法を心がけてもらえるといいです!
また各種スポーツ障害の原因となる筋肉、関節、靭帯の負担を減らすような治療、体の負担を最大限減らせるような姿勢のアドバイスなど、体を全体的に俯瞰して見ていくことが予防として大事になってきます。
まとめ
・スポーツ障害は急に起こるものではなく、なるべくしてなる傷病である。
・適切な運動やストレッチ、運動負荷などを行えばスポーツ障害は予防できます。
・スポーツ障害は部位によって軽度の症状で起こる場合が多いが、ほったらかしておくと重症化するので要注意!
・炎症を併発することが多いので初期の処置としてはアイシングに務めます。
今回はスポーツ障害に特化した記事になりましたが、体の負担や不調も必ず何かの原因の蓄積で起こる場合が多いです。
未病の時点で防ぐ事は健康にとってとても大事なことになりますので、気になる方はご連絡ください!
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本当にありがとうございました!!
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かえで接骨院、整体院 石山院 院長栗山雅行
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栗山 雅行
院長
新潟県三条市出身
小さいころからサッカーをやっていたが、小、中、高校生の最後の試合は三回ともけがで出場できず、その悔しさから柔道整復師の仕事をに就きたいと志す。
現在はかえで接骨院石山院の院長として地域の方に貢献できるよう施術活動を行っている。
外部活動では介護施設の機能訓練指導やスポーツの現場でのトレーナー活動、大会救護など
県内外幅広く活動している。
3児のパパ
趣味 読書、ダーツ、筋トレ