腰椎分離症を徹底解説!!腰痛とは違うの??なってしまったらどうしたらいいの??【分離症の対策は○○です!】
腰が辛いな~、困った困った。
太郎君どうしたの?
腰のレントゲンを撮ってもらったんだけど、
腰椎分離症って言われたんだ、、、。
ただの腰痛とはまた違うみたいなんだよね。
腰痛と腰椎分離症は何が違うのかしら?
太郎君腰椎分離症になってしまったんだね!
先生もスポーツをしていた時になりかけたことあったよ!
栗山先生もなんですね!
僕の腰はどうなっているんですか??
今回は腰椎分離症について解説していこう!!
目次
腰椎分離症とは何だろう??
腰の骨は椎体と椎弓というもので構成されています。
腰椎分離症(以下分離症)は、この椎体と椎弓が分離した状態のことを指します。
原因は腰骨の負担が多くなってしまい、疲労骨折となってしまうことが原因と考えられており、成長期のスポーツ選手に多発します。
日本の一般成人では約6%(男性8%、女性4%)に認められ、5つある腰骨のうち一番下(腰椎5番)の骨が分離することがほとんどです。
分離症の症状は発症してからの期間によって異なります。
分離発生初期には、腰を反らしたときに限られた痛みを感じ、ほとんどの人がスポーツ中やスポーツ直後に腰痛を自覚します。
これらの症状が分離症での痛みのタイミング、動作になることが多いです。
完全に骨が分離し、痛いままでそのまま長期間放置していると完成に分離してしまい、離れたところは偽関節(ぎかんせつ)というグラグラな状態になり、治らない状態(手術一択)になります。
このときは、主に腰痛や下半身の痛みが生じます。
この時の腰痛の原因は分離部の炎症と考えられ、膝の悪い人の膝に水がたまるように、分離部にも水がたまるようになります。
また偽関節となった分離部は、さらに負荷がかかることで周囲に骨の棘(とげ)が発生し、神経やほかの骨と接触することで下肢痛を引き起こすことがあります。
長時間座っていたり、立っていたりしても症状を自覚し、さらには歩行時にも下肢痛やしびれなどの症状が出てくることがあります。
若い頃の腰痛を放置した方で、年をとってからも腰痛を持病で持っていて医療機関にかかられる方の中に、この分離症による偽関節を認めることが多くあります。
一般的な腰痛と分離症との違いは何?
一般的な腰痛と分離症の違いはどのようなところが違うのでしょうか?
一般的な腰痛は原因が複雑で多いことが特徴なのに対して、分離症は腰骨の症状になるので判断が付きやすいです。
ですので分離症はシンプルに骨の原因ですので、原因が複雑なぎっくり腰や慢性腰痛よりやること、出来ることは明確です。
一般的な腰痛 | 腰椎分離症 | |
【痛む部位】 | 筋肉、骨、神経の異常 | 椎体(腰骨) |
【原因】 | 筋肉の割合が多い | 椎体 |
【対策】 | 適度な運動やストレッチ 温熱や疲労回復するだけでも改善 | 骨がくっつくまで安静 コルセット、服薬 |
【経過】 | 即時改善もあれば、長期の場合もある | 骨の負担の場合による 2週間~1ヵ月 |
分離症になりやすい人の特徴!
分離症は腰椎に物理的負荷がかかった状態で反復して動作が起こると発症しやすくなります。
反復の動作も反る動きや、身体を捻る動きが多くなってしまうと分離症のリスクが高くなってきます。
具体的な動作で言うと、バレーボールでアタックをする動作、平泳ぎで腰が落ちている状態、レジ打ちでかごを持って体を捻る動作など日常生活で負担になることは意外と多いのです。
加えて、股関節や肩甲骨、背骨が硬い人は特に分離症になるリスクが高いです。
各関節が硬くなってしまうと腰の骨が動かざる負えなくなってきてしまうので負担が大きくなります。
分離症の治療はどんなものがあるの??
改善するの?
分離症は、発生した最初のうちは単なる疲労骨折なのですが、時間とともに病態が変化していき、治療方法も大きく変わっていきます。
そのため、治療にあたってはそれぞれの病態に応じた治療法が必要です。
早い段階で適切な治療を行うことができれば完全に治す可能性が高く、一方で分離が進行すると、完全な治療はだんだん難しくなっていく特徴を持っています。
今回は分離症を改善させるための手順や方法を3つ紹介します。
保存療法
初めの段階の分離症に対しては、骨がくっつくような方法での治療を施します。
整形外科の方針としてはまずコルセットを装着し、骨のくっつく状態に応じて3ヶ月から12ヶ月間のスポーツ中止を指導します。
手や足の骨折に対してギプス固定をおこない安静にするのと全く同じです。
ですがこの期間を安静にすることが出来る人と出来ない人がいるのが現実で、どうしても動いていかなくてはいけないことも生活の中ではあると思います。
その中で最低限の対処、コルセット、痛みが出ないような動作などをすべて行うことで、保存療法でより早く改善へと導いてくれます。
一方で、ひとたび完成してしまった偽関節の状態の分離症に対する治療は、コルセットを装着して安静を保っていても、骨のくっつきは望めません。
よって、保存療法で改善させるためには痛みの徹底管理が治療の目的になります。
分離部由来の腰痛に対しては、痛み止めから始まり、症状が強い場合には注射を行います。
保存治療で効果がない場合は、根治的な手術を行います。
手術療法
早期のスポーツや生活復帰を希望される場合、長期の安静が困難な場合、また分離の進行があり保存療法で骨がくっつくことが難しい場合は、偽関節になっていない状態であれば、最低限での分離部修復手術が可能です。
偽関節の手術の場合、筋肉の剥離操作を伴うため切開することが大きくなります。
また偽関節部の骨の癒合を得るために、新しい骨を別の場所(多くは腸骨という骨)から採取し、偽関節部に骨の移植を行う必要があります。
偽関節がさらに進行していくと、椎間板が傷んでしまい、腰の骨がずれてくることがあります(腰椎分離すべり症)。
すべり症を呈している場合には、腰椎後方椎体間固定術という別の手術を行うことがあります。
このように分離症の治療は進行段階によって徐々に変わっていきます。
しかし、早期に発見して治療の軌道に乗せることができれば、しっかりと治すことができます。
スポーツ中に腰痛が続く場合には、専門家にに相談して、しっかりと診察を受けることをお勧めいたします。
徒手療法
徒手療法では構造の部分【骨が分離している、腰骨が滑っている】の改善は手術や保存療法がメインになるが、その部分以外で痛みを出してしまっている原因に対してアプローチをする事ができます。
例えば腰をそらす、捻ると言う動きの中でも腰骨以外の周りに付いている筋肉やそれ以外の組織の硬さによって腰骨に負担がかかる場合があります。
そもそもの話ですが、なぜ腰骨に負担がかかるのかと言うことです。
骨が柔らかくなるわけでもないですし、病気や年齢で骨がもろくなる事はありますが、若い人にもなると言う事は腰骨以外にも原因があると言うことになります!
その原因を徒手療法で改善させたり、予防させる事は大いに可能と言うことになります。
詳しい内容については路線が外れてしまいますので、私に直接聞いていただくか、ブログなどにも予防法や改善法が書いてありますのでそちらをご覧ください!
まとめ
- 分離症は腰骨の疾患
- 分離症ので偽関節になるまでほっとかないように注意
- 分離症の段階によって行う処置が違う
- 改善の仕方は保存療法、手術療法、徒手療法の三つがある
- それぞれの療法でメリット、デメリットがあるので専門家に相談しながら行う
いかがでしたでしょうか?
分離症の知識を身に付けておけばなってしまった方も、分離症までならないにしろ予防したいと思っている方も対処できますので是非覚えておいてください!
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かえで接骨院、整体院 石山院 院長栗山雅行
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栗山 雅行
院長
新潟県三条市出身
小さいころからサッカーをやっていたが、小、中、高校生の最後の試合は三回ともけがで出場できず、その悔しさから柔道整復師の仕事をに就きたいと志す。
現在はかえで接骨院石山院の院長として地域の方に貢献できるよう施術活動を行っている。
外部活動では介護施設の機能訓練指導やスポーツの現場でのトレーナー活動、大会救護など
県内外幅広く活動している。
3児のパパ
趣味 読書、ダーツ、筋トレ