自律神経 続き

前回は、自律神経はシーソーのように一方の活動が高まれば、もう一方は不活性化するのではなく、並行して両方が活動亢進することも、両方が活動低下することもあるということをご説明させていただきました。

相対的に交感神経と副交感神経は約6対4から7対3の割合が正常だと言われています。

これがどちらに偏っても体に悪影響を及ぼします。

交感神経優位が長く続くと体は活性酸素により酸化し粘膜などの組織を中心に傷害を受けます。

副交感神経優位の状態が長くなると、リンパ液、血液などの流れが遅くなり、代謝が悪化し老廃物が停滞し組織のエネルギー不足で問題が起きます。

どちらにしても長期間の偏りは痛みや傷害、不調の原因となります。

当院の治療は自律神経の働きを重要視しております。

これは外傷性のものも一緒です。

怪我の治癒促進も自律神経の働きを考えて施術します。

血流・血行という治る過程で重要な要素に直接関連し、偏りが長期に渡ると痛みまで引き起こすわけですので見逃せません。

さらに言うと、自筆神経の偏りは怪我や外傷でさえも起こしやすい体質を作ってしまいます。

ですので、全ての予防、全ての治癒過程で着目は絶対であろうと私たちは考えています。

怪我や外傷を治せるのは当たり前

痛みや不調を改善できるのも当たり前

トラブルを予防できるのも当たり前

いかに早く、効率よく、根本的な部分に働きかけて来院される患者様に良くなってもらえるかが私たちの目標とする所になります。

ではどうやって治療するのか・・その方法をお伝えします。

【自律神経免疫治療】

自律神経免疫治療という治療をご存知でしょうか?

新潟大学教授の阿保徹先生と新潟市中央区福田医院院長 福田稔先生の名前を取った「福田 – 阿保理論」を基に行う治療法のことです。

現在は日本自律神経病研究会という名称で、全国の医師・歯科医師・鍼灸師を中心として活動しております。

この理論に基づき自律神経の治療を行います。

基本的には交感神経優位になっている場合は、交感神経の活動亢進を抑制し、副交感神経の活動を高める、副交感神経優位の場合はその逆を行います。

その手法としては様々あり、各医師や鍼灸師で違いはありますので私たちの方法を主としてご説明いたします。

まずは、交感神経優位の状態の場合はまず、交感神経の興奮を下げることが第一です。

まずはリラックスです。

体の緊張などを取る必要もあります。

体位でも交感神経を下げることができます。

当院ではそれに加えて、体内の交感神経節に振動刺激を与え、交感神経の興奮をブロックします。

それと同時に副交感神経を持ち上げます。

体表面からの湿熱を与えることをします。

じんわりじっくり湿った熱を使い温めます。

ここで手技を施すこともあります。

当院ではさらにここで再度交感神経を少しだけ高めます。

ここがポイントですね。

じつは交感神経には「戦う」「逃げる」「失神」するという生命にとって重要な役目に加え、「高揚感」とも表される感情を引き起こす働きも存在します。

この機能を高めることで、より副交感神経の高まりを持続することができます。

良く治るためのポイントはココです!

そして副交感神経優位の場合は、まずは湿熱で副交感神経を引き上げ、体表面からの刺激で交感神経を刺激し、副交感神経がまた落ちないように交感神経機能を高めます。

副交感神経優位の方の場合は交感神経優位が行き過ぎた結果として交感神経がダウンしてしまい、相対的に副交感神経優位の状態が作られている場合もあります。

この場合の治療は前述の内容を複雑に組み合わせる必要があります。

しかし、その患者様の状態をよく観察し、適切な方向性を与えられれば必ず良くなります。

自律神経の治療はご本人が良くなっている感覚を得にくいことがしばしばあります。

対処法はご自身の体の声をよく聴くように心がけることです。

そもそも自律神経がおかしくなる方の特徴として、ご自身の感覚に鈍感であると言えます。

気づいた時にはかなり自律神経がおかしくなっています。

ご本人は「突然」症状が出たとおっしゃいますが、もっと前から体は声を発していたはずです。

ブログをお読みの皆さまは是非とも、その声を聞き逃すことの無いようご留意ください。

当院の自律神経に対する考えと、その治療内容は以上となります。

自律神経は少し難解な部分もありますが、体にとって非常に大切な機能です。

ご質問がありましたらいつでも栗山に聞いてみてくださいね!!

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