慢性的な症状についての見解
栗山です!
今回は慢性的な身体の症状に対しての考え方や、考察について記事を書いていきたいと思います。
実際に接骨院で来院される方の大半は慢性的な症状を抱えてきている方です。
急性の症状で来院されていたとしてもバックグラウンドには慢性的な要素が隠れている場合が多いのが実際のところです。
まず慢性というワードはどういう意味なのか知っていく必要があります。
慢性を調べてみると、同じようなことが続いていく様を慢性と言われています。
慢性痛は痛みがずっと続くような状態のことと定義されます。
ぎっくり腰や捻った、打撲をしたなどの症状は急性と言い、身体の組織が一時的に破壊された状態のことを指します。
慢性症状は急性のような痛みとは違い組織が破壊されているところはすでに修復しているにもかかわらず痛みが出ている状態なのです。
これってどういう状態なのか??
何点か理由を挙げていくとしたら
その組織は破壊されるまでもないが伸ばされたり、縮みすぎたり強い負荷がかかっている状態でいると起こる。
過去の記憶から以前に痛めた部分のフィードバックが起こり、個体のある一定の条件で痛みが再現されていくこと。
これらは器質的なものでの障害があるというよりは『脳』すなわち中枢神経系の感作が起こっている可能性が高いということになります。
現代の慢性化した症状において重篤な症状をきたしている方に関しては中枢神経系の状態に何かしらのアプローチを行うすべを考えていくだけで良い方向へ症状を変えることが出来るでしょう。