その過食、ただの意志の弱さじゃない
~心と体からのSOSかもしれません~
「また食べすぎてしまった…」
「ダメだとわかってるのに、止まらない」
「自分って、ほんとに意思が弱いな…」
そんなふうに、自分を責めていませんか?
でもそれ、実は「病気」として
扱われるべき状態かもしれません。
過食症は、ただの“わがまま”や“
気の緩み”ではないのです。
■ 過食症は“病気”です
たとえば、「過食をやめたら?」という言葉。
これは、がんの痛みに苦しんでいる人に
「大袈裟に痛がるのやめたら?」
と言うのと同じくらい、残酷なことです。
なぜなら、本人が一番「なんとかしたい」と思っているから。
過食は、意志で止められるような単純な問題ではありません。
■ 過食の原因は、人それぞれ
過食の背景には、次のようなものが複雑に絡んでいます
・栄養不足(鉄・たんぱく質・糖質など)
・ストレスや孤独、不安などの感情
・自己否定感・トラウマ
・行動依存(やめたくてもやめられないクセ)
「〇〇すれば治る」
「運動すればスッキリする」
といった単純なアドバイスで
改善するものではありません。
むしろ、“正しい方法じゃない頑張り”は
悪化させてしまうこともあるのです。
■ 過食は、あなたを守るための行動
意外に思われるかもしれませんが、
過食は、今のあなたを守るために、
心や脳がとっている“緊急避難”の行動でもあります。
・不安でつぶれそうな時に
・栄養が足りずイライラしている時に
・心の穴を埋めようとする時に
それを必死で「食べること」で
何とか保っている状態なのです。
だからこそ、「意志の力でなんとかしよう」
とするのはやめましょう。
■ 専門家に頼るのは、弱さではありません
健康や美しさに真剣に向き合っている人ほど、
「自分でなんとかしなきゃ」と思いがちです。
でも、心や脳の疲れは、筋肉痛のように
“休むこと”が回復の第一歩。
無理せず、食事・栄養・メンタルの
専門家を頼ってください。
【まとめ】自分を責めるより、自分を守ろう
過食があることは、ダメなことではありません。
それはあなたの体と心が
「なんとか生きようとしているサイン」なのです。
まずは、自分にこう声をかけてあげてください。
「よくがんばってるね。ちゃんとわかってるよ。」
そして、ひとりで抱えずに、必要なサポートを受け取ってくださいね。

#過食症 #女性の悩み